無気力を原動力に

株式投資で解脱した人のブログ

【祝!リタイア1周年】活動を振り返る

2022年8月末をもって解脱を果たしてから1年が経ちました。

あっという間でした。

楽しい時間は早く、苦しい時間は長く感じると言われているので、

早く時間が過ぎたということはそれだけ充実していたということだと思います。

事実、解脱してから不満はほとんどありません。

記念すべきリタイア元年の終わりに、この1年のことを振り返ってみようと思います。

 

【旅行】

リタイアしたら旅行しようと思っている人は多いかと思いますが、

私も例に漏れずこの1年で4回も出かけました。

 

1回目は、9月から10月の8日間をかけて、広島→愛媛→高知→香川→岡山を巡りました。

中国、四国地方に行ったことがなかったのですが、

この旅をもって日本の「〇〇地方」と呼ばれている場所は制覇しました。

自転車でしまなみ海道を完走したときは、いろんな意味で達成感がありましたね。

城巡りが好きで、ルート上には現存12天守のうち5天守がありました。

松山城宇和島城高知城丸亀城備中松山城

これらを巡ったことでまだ行ったことのない現存天守は4つになりました。

ただし、丸亀城は2018年の西日本豪雨で石垣の一部が崩壊してしまっていたので、

修復が完了したらまた行きたいと思っています。

 

2回目は、11月に松本城小林一茶記念館に行きました。(長野県)

松本城現存天守のうちの1つで、これで残り3つになりました。

小林一茶は最も好きな俳人なので、一度は記念館を訪れたいと思っていました。

一茶の命日に行くと500円で新そばが食べられると聞いてこのタイミングにしました。

会社員だったらタイミングを見計らって行くなんてできません。

また、旅行割の対象期間だったので温泉も食事もタダ同然でした。

 

3回目は、3月に姫路城→大阪→奈良を巡りました。

姫路城も現存天守です。これで残り2つ。松江城丸岡城のみとなりました。

奈良は中学生の時の修学旅行で回れなかった法隆寺志賀直哉邸などを巡り、

最後に東大寺のお水取りを観ました。

お水取りは夜に行われるので地元の人間でもない限り、

休みを取らないと観に行けないと思います。

会社員じゃなくてよかったなとつくづく実感しました。

 

4回目は、日光東照宮と大内宿(福島県)に行きました。これは家族の付き合いです。

 

【ボランティア】

働きたくないと言って解脱した私ですが、

まだボランティアをしたがるほどの煩悩があるようです。

ボランティアといっても有償なので、最低賃金以下のアルバイトみたいなものです。

2回活動しましたが、そのうち1回は何をしたのか覚えていません。

もう1回は、東京レインボープライド出展ブースの手伝いです。

詳しくはこちらの記事に書いています。

 

tomatorres.hatenablog.com

 

無償のボランティアだと献血は会社員の頃から続けています。

解脱してからは3回やりました。

採血結果を確認できるので、健康診断もかねて続けようと思っています。

 

tomatorres.hatenablog.com

 

tomatorres.hatenablog.com

 

tomatorres.hatenablog.com

 

 

【読書】

社畜であっても読書は欠かさずしていましたが、

電車の中で本を開いているだけで寝ているなんてことがしばしばありました。

学生時代と比べて読書量は落ちていたと思います。

解脱してからは頭が冴えているので、以前の意欲が戻ってきました。

どれくらい読んだのか分かりませんが、買った本だけでもかなり増えています。

お世話になっているHMVで履歴を確認したところ、1年で43冊購入していました。

加えてHMVで手に入らないような古本も何冊か購入しています。

基本的には図書館から借りているので、実際には買った本の何倍も読んでいます。

少なく見積もっても100冊は読んでいるのではないでしょうか。

過去最高にはかどっていると思います。

この1年間は歴史関係の本をよく読みました。

中公新書の「物語〇〇の歴史」だけでも30冊くらい本棚に並びました。

読書は、この世界のすべてを知り尽くすまでやっていられます。

人間は、この世界のすべてを知り尽くすことはできません。

したがって、読書は無限です。

この無限の営みが、図書館に行けば無料でできるのです。

読書を制する者がリタイアを制すと言って間違いないでしょう。

 

【創作】

創作とは、小説・詩・短歌・俳句のことです。

小説と詩については、解脱の2年前に仕舞いにしたつもりだったのですが、

なんだかんだ溢れてくるものがあって再燃しました。

詩は1編 小説は7編

小説は純文学です。直木賞じゃなくて芥川賞のほうです。

分量的には短編です。原稿用紙換算すると、

4枚、7枚、12枚、13枚、20枚、51枚、70枚でした。

20代前半の頃は年1で100~200枚くらいの作品を仕上げて新人賞に応募していたので、

そのときの仕事量と変わらないほどに書いていたようです。

不健全な執着になるので辞めるつもりでいますが、ライフワークになる予感がします。

 

短歌と俳句はそれぞれ57首22句詠みました。

旅をした影響が大きいですね。

この1年で詠んだ作品ではありませんが、月刊誌のNHK短歌5回(うち1回は入選

NHK俳句には1回掲載されました。

NHKへの投稿は今年で3年目になります。

短歌と俳句にはあまりこだわりがありません。気楽にやっていくつもりです。

 

【新しいことを始める】

解脱してからポーカーとハイキング(登山)を始めました。

ポーカーはYouTubeで「世界のヨコサワ」というプロギャンブラーの動画を見たのがき

っかけです。

ルールを理解すると、株よりも期待値の計算が明快にできることが分かったので、

これは自分にもできるのではないかと思って始めました。

でも、実際にアミューズメントカジノに行ってみると、雰囲気が良くないというか、

遊び人の集まるところは性に合わないなと思いました。

また、私の知能の問題でチップをすぐに計算できないのと、

配られたカードの絵柄や数字を覚えていられないなどの不都合がありました。

オンラインだとチップも手札も表示されているので大丈夫ですが、

やっていくうちに所詮ギャンブルだという結論に至ったのでやめました。

ポーカー自体は面白いですが、私は将棋のような完全情報ゲームのほうが好きです。

 

ハイキングは運動不足解消のために始めました。

ハイキングコースを歩いていると登山がしたくなり、丹沢へ3度も足を運びました。

 

 

山頂で食べる自前の握り飯の美味さたるや。

山に登るだけでただの栄養補給が喜びに変わります。

まだ1000メートル前後の山しか登っていませんが、

いずれはもう少し険しい山にも挑戦したいと思っています。

ガチ登山は装備にお金がかかりますが、

ハイキングの延長くらいの登山なら経済的です。

山までの交通費しかかかりません。それで丸1日楽しめます。

旅行との親和性も高いので、新しい趣味として定着しそうです。

 

<おわりに>

自律心のない社畜はリタイアすると退屈に耐えられなくて堕落するそうですが、

少なくとも解脱した人間には当てはまらないようです。

リタイア元年、ようやく人生が始まったように感じました。

とはいえ、解脱から1年経ってもまだ悪夢にうなされて満足に眠れなかったり、

税制の改正により社会保険料をいかに免れるかが解決していなかったりします。

リタイア生活を完全なものにするには、もう少し時間が必要だと感じています。