献血をしました
久しぶりに献血をしました。
前回が2月25日と記されているので約半年ぶりですね。
注射が苦手で学生時代は見向きもしなかった献血ですが、
社会人になってから少しでも事務所を抜け出そうと近くに来ていた
労働なんかしなくても他人の役に立つことができる喜びはもちろんですが、
献血最大の魅力は無料サービスのてんこ盛りであるということです。
1.飲み放題
献血する前には必ず水分補給を勧められます。
もちろんお願いする側が自腹で飲んでこいとは言いません。
室内にある自販機のボタンすべてに「無料」と書かれており、
押すと紙コップに飲み物が注がれて出てきます。
メニューもお茶からコーヒー、ジュースまで何でもあります。
無料ボタンは何回でも押せます。
献血ルームに行くとドリンクバーが高く感じられるようになります。
2.返礼品がある
献血を終えると返礼品がもらえます。内容は場所によって少し違うようです。
今回行った献血ルームは選択制で、5つくらいの商品の中からアイスを選びました。
ハーゲンダッツですよ。
自分で買うことはまずない高級アイスが「無料」で食べられるんですよ。
今まで注射のチクッ、に怯えて逃していたのだと思うと惜しい限りです。
また、献血に何度も行くとポイントが溜まるらしく、
そのポイントでも品物が手に入ります。
いくつかの中から洗濯ネットをもらいました。2枚目です。
なんかすぐにポイントが溜まるような気がしますが、
あって困るものではないのでありがたく頂戴します。
3.健康診断ができる
採血した血液は健康診断としても利用できます。
翌日にはインターネットで血液検査の結果を確認できます。
会社の健康診断は年に1回なのに対して、献血は約3カ月に1回できます。
もちろん会社の健康診断は検尿やレントゲンなどもあるのでより詳しいのでしょうが、
検査結果の大半が血液検査によるものだと考えると、
無料で検査できて社会貢献にもなる献血はとても有益だと思います。
返礼は現金ではいけないのか
街を歩いていると「血液が不足しています」などの呼びかけに出会うことがしばしば
あると思いますが、そんなに足りてないなら献血してくれた人にお金を払えばもっと
たくさんの人が協力してくれるのではないかと考える人もいるでしょう。
しかし、その考え方は倫理的に問題があります。
現金を渡すとお金に困っている人が生活のために血液を売り物にしてしまいます。
これは人身売買です。貧しい国で行われている腎臓の売買と同じです。
突き詰めれば労働も人身売買ではないのかという議論はできますが、
明確に肉体を切り売りにしている献血や臓器提供とは話の次元が違うということで
ここでは触れません。
人身売買は許し難いが、輸血がなくては命は救えない。
このジレンマを解決するためにはどうしたらよいのか。
その答えが現行の返礼システムです。
あくまでも人々の善意、ボランティアによるものでビジネスではないが、
血液を集めるためのインセンティブは用意しておく。
単純ですがよくできた方法だと思います。
また3か月後、次回は行ったことのない献血ルームで協力したいと考えています。