NISAの使い方
損益通算ができない、恒久的には持てない、金額が少ないため分散投資ができない……
さまざまなデメリットのあるNISAですが、私は重宝しています。NISA枠を利用
するなら次の2つの方法が有効だと思います。
1.リートを買う
もともと高い配当利回りのあるリートですが、できる限りNISAで保有していたほう
がいいと思います。なぜなら、リートは配当控除ができないからです。
配当控除とは、確定申告で配当所得を分離課税から総合課税に移動させることによって
節税する方法です。
国税庁:配当所得があるとき
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1250.htm
【配当控除を徹底解説】確定申告で一番有利な方法は?損得計算してみた
https://meetsmore.com/services/tax-return-accountant/media/47893
年収によって控除額は異なりますが、配当に係る源泉徴収20.315%を減らすことができ
れば、その分だけポートフォリオの配当利回りを上昇させることができます。
2.S&P500 ETF(1557)を買う
これは高配当銘柄ではないですし、実際にまだ買ってもいないのですが、
NISAは買い直しも分散投資もできないというデメリットがあることを考えると、
結局これが最強なのではないかと最近思うようになりました。
同じようなことは他のブログでも紹介されていました。
株の買い時を考えるブログ
https://kabu.home1990.net/entry/nisa-ranking
配当は四半期ごとで、利回りは信託報酬を引いて約1.9%
インカムゲインで生計を立てることを目的にしている高配当株投資家にとっては物足り
ないですが、相場全体が割高で納得のいく利回りの高配当銘柄がないときは、1557
を購入しておいて将来の元手を増やすという考え方もありかなと思います。
成長性においてこれほど再現性の高い銘柄はないでしょう。
失敗のできないNISAでは是非持っておきたい銘柄のように感じています。