2023年 運用実績
今年も運用実績をまとめる季節がやってきました。
2023年の税引き後総利回りは、6.72%でした。
良かったこと、失敗したこと、言い訳とありますが、まずは言い訳から。
貧乏投資家である筆者は、確定申告をして配当金を還付してもらっているのですが、
昨年8月に会社を辞め、さらに出来心から管弦楽団へ寄付をしてしまった影響で、
確定申告をした際の還付額の内訳が分かりませんでした。
全還付額は約22万円だったのですが、これを全額配当に計上するのは気が引け、
かと言って目分量で計上した数字を実力だと思い込むのも釈然としなかったので、
今年は1円も計上しませんでした。
尚、過去最高の運用成績は2020年の6.8%
正確な配当還付額を計上できていたらこの数字を越えていると思います。
以上が言い訳で、良かったことは、
兼松エレクトロニクスのTOBにぶつかったことです。
おかげで計上しなかった配当還付を余裕で回収できました。
16%の利益を出しました。(税引き前)
ほかにもタカラレーベン不動産投資法人やみずほHGなどで利益を確定し、
例年よりも売却益を多く計上することができました。
それから今年はリタイア生活のリスクヘッジと来年から始まる新NISAに備えて、
年初の段階で買付余力を200万円くらいプールしていました。
でも、ただプールしておくのは勿体ないので優待クロスで活用しました。
今年の2月から金券や食料品で実施し、優待価格ベースで6万円相当を入手しました。
高配当銘柄を買っていたほうが利回りはよいですが、
買付余力を確保できるので新NISAを埋めるまでの間は有効な手法かと思いました。
最後に失敗したことですが、
先のことをとやかく考え過ぎました。
これが唯一にして最大の失敗です。
神様でも預言者でもないので未来のことなど分かるはずもないのに、
空前の円安に警戒感を抱いて2月初頭にJTを+5%で半分売却すると、
円安は収まるどころか加速していき、12月末時点で+50%となりました。
7.8%もあった配当利回りと45%の含み益を手放したことはあまりに大きな損害です。
売却損は取り返せますが、優秀なポートフォリオは取り戻せません。後悔しています。
同じく為替関係では、資材の高騰で割を食っていたケイアイスター不動産を買い増し、
減益、減配と言う形で見事に期待を裏切られました。
為替の深読み以外にも、
ポピンズは国策に適う銘柄だと思って購入したら約30%の含み損を食らいました。
特にポピンズは高配当銘柄ではないので、ポートフォリオの利回りを圧縮しています。
振るわない銘柄をどう処分するかで来年は頭をもたげることになりそうです。
それでは皆さん、よいお年をお迎えください。